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2016年2月28日

エクオールの効果
「エクオール」とは大豆イソフラボンの一つであるダイゼインが腸内細菌により代謝されることで作られる物質で、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た構造をしています。エクオールの産生能には個人差があり、産生できる人とできない人が存在します。エクオールを作れる人(エクオール産生者)は、日本や中国など大豆をよく食べる国々では約50%、大豆を食べる習慣がない欧米では20~30%と言われています。大豆製品やイソフラボンのサプリメントを摂取しても、体内でエクオールを作ることができなければその効果を実感できません。

エクオールはエストロゲンによく似た働きをするため、更年期症状の軽減、骨粗鬆症の予防や改善、皮膚や血管の健康維持などの効果があるとされています。さらに、エクオールはエストロゲン様作用とともに過剰なエストロゲンの働きを抑える作用もあり、乳房にある乳管という器官などの過剰なエストロゲンを抑えることにより乳がんのリスクを下げる効果も期待されています。また、エクオールは男性ホルモン(テストステロン)の活性体であるDHT(ジヒドロテストステロン)と結合することで過剰な男性ホルモンの作用を抑えることにより、前立腺がんや毛髪の脱毛現象に対してよい働きをすることも期待されています。

エクオールを手軽に摂取できるエクオール含有食品も発売されていますので、ご興味をお持ちの方はお気軽にご相談ください。