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2015年6月18日

熱中症とその予防
熱中症とは高温多湿な環境や運動などによって増加した体の中の熱を放散できずに全身のさまざまな症状が引き起こされた状態です。症状からの分類では、めまい、立ちくらみ、筋肉痛などの熱けいれん・熱失神、頭痛、嘔吐などの熱疲労、意識障害、けいれんなどの熱射病などと表現され、この順に重症度が高くなります。

熱けいれんや熱失神の段階では応急処置により改善する場合もありますが、熱疲労では医療機関での処置、熱射病では入院での治療が必要になります。

熱中症の応急処置では、まず涼しい場所へ避難し服をゆるめ体を冷やすことが大切です。氷のうなどがあれば首、わきの下、足の付け根などを集中的に冷やします。水分を摂取する際には、塩分の入ったスポーツドリンクや経口補水液、食塩水などがよいとされています。

熱中症が起こりやすい環境としては、気温や湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、照り返しが強いといった条件が要注意ですが、気温が急に高くなったような日は特に注意が必要です。梅雨の時期に突然気温が上昇した日や梅雨明けの蒸し暑い日などは体が暑さに慣れていないため熱中症を起こしやすくなります。

熱中症は命にかかわることもある病気です。正しい知識を持って適切な予防ができるようにして下さい。