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2014年12月25日

インフルエンザ流行拡大
大阪府感染症情報センターによると、大阪府三島ブロック(高槻市・茨木市・摂津市・島本町)で12月15日から12月21日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者数は1医療機関あたり平均10.24人と流行注意報レベルの10人を超えました。現在流行しているウイルスは「A香港型」と呼ばれるタイプで、特に高齢者や小児では重症化しやすく注意が必要です。

インフルエンザの治療は「ノイラミニダーゼ阻害薬」というお薬が中心になります。ノイラミニダーゼ阻害薬には、感染した細胞の中で増殖したインフルエンザウイルスをそのまま細胞の中に閉じ込めておく作用があり、現在のところ飲み薬のタミフル、吸入薬のイナビル、リレンザ、点滴注射薬のラピアクタの4種類のお薬を使うことができます。いずれも症状が出てから時間がたつと効果が弱くなるため、できるだけ速やかに治療を開始する必要があります。

今シーズンは例年よりインフルエンザの流行が早く始まっていますが、本格的な流行はこれからです。予防接種がお済みでない方は早めに接種していただき、手洗い、うがい、マスク着用などの感染予防に努めてください。